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【#0193】トートバッグ・EDITOR(エディター)について 1

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※こちらは2009年11月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。

 

 

ドイツ、ペリンガー社のシュリンクカーフを使用したWILDSWANSのトートバッグです。

 

トートバッグ  EDITOR  57750円  (W42 × H30 × D8 cm) 
【※現在はお取り扱いがございません。】

 

 

今回はWILDSWANSのトートバッグ、EDITORをご紹介したいと思います。

 

EDITORは通常のトートバッグと違い口部分を紙袋のように折り畳むタイプの少し変わった鞄ですが、フルレザーの薄マチということもあり、あまり固くないお仕事の方でしたらビジネストートとしてもご利用いただけるのではないかと思います。

 

以前にショルダーバッグのJOURNALISTをご紹介した事がありましたが、この鞄も同じグリザイユ(Grisaille)シリーズの中の1つになります。

 

グリザイユとは白黒の明暗のみで描く絵画技法や絵画の1つですが、この絵画技法を鞄に置き換えて、「それぞれの特性のグラデーション」という着想から発展させたシリーズがWILDSWANSのグリザイユシリーズです。

 

 

革の場合、例えば同じ黒い革でも革質が異なれば、特性も変わってきます。

 

例えば光の乱反射によってグレーに見える黒もあれば、光を吸収するマットな黒もあります。

 

また、スムースの革もあればシボの入った革もあります。一口に黒い革と言っても様々な革がありますので、このシリーズでは同じ色でも異なる表情を見せる革のグラデーションや、質感の違いのグラデーションを楽しむことが出来ます。

 

 

JOURNALISTの時も書きましたが、モノクロームの世界ということもあり、使用している金具の1つ1つも黒ニッケル色のメッキを施しています。鋲の1つ1つ、また内側ファスナーの色なども全て黒ニッケル色で統一しています。

 

黒光りする金具を使用すると鞄本体の色と同化し良く馴染みますが、それでも静かにギラっと主張するところが黒ニッケルの憎いところです。クールでありながらも重厚な印象の色です。

 

 

ショルダーバッグのJOURNALISTでは、本体の素材にシュリンク加工を施したグローブレザーを使用していましたが、今回の鞄ではドイツ、ぺリンガー社のシュリンクカーフを使用しています。

 

パっと見はあまり変わらないかもしれませんが、オイルを含んだグローブレザーはしっとりとしていて、使っているとツヤが上がり柔らかくなっていくのが特徴で、こちらはコシが強く経年変化しにくいのが特徴です。

 

 

続きます。

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