前回に続いて、生まれ変わったWarkersシリーズについてご案内させて頂きます。CORBO.の古瀬聡氏とWILDSWANSがイギリスのベイカー社を訪れてから5年の月日が経過した2021年、両ブランド共に当初から念願のフルグレインブライドルレザーを用いたWalkersシリーズが登場します。早速、今回は新しいWalkersシリーズのラインナップからご案内させて頂きます。
【Walkersシリーズ】
〇ラウンドファスナー長財布・フルグレインブライドルkf-001・・・123,200円(税込)
〇ミニ財布・フルグレインブライドルkf-003・・・52,800円(税込)
カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー
こちらが新しいWalkersシリーズのラインナップです。なお、旧バージョンで展開していたラウンドファスナー長財布・kf-002とパスケース・kf-005は、今回のリニューアルに伴い廃番とさせて頂きます。 続いて各アイテムの詳細についてご案内させて頂きます。
〇ラウンドファスナー長財布・フルグレインブライドルkf-001・・・123,200円(税込)
カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー
サイズ:H100 x W200 x D25mm
まずはこのどっしりとした風貌をご覧ください。外装は、切れ目のないフルグレインブライドルレザーの大きな一枚革です。外装にポケット等のパーツがない分、フルグレインブライドルレザーの迫力を存分に味わうことができます。kf-001は製品仕様上、コバ磨き器具のスリッカーは付属していませんが、ファスナーパーツと平行して2本のコバが美しいラインを描きます。もちろんこちらのコバも他のWILDSWANSと同様に職人が丹精を込めて磨き上げています。
kf-001のデザインにおいて、ひと際印象的な外装ファスナーにはriri社のトップファスナーを採用しています。ファスナースライダーが台布に直接干渉しない特殊な構造のファスナーのため台布への摩耗を最小限に抑えています。ファスナー自体の面が広く、加えてファスナーの務歯自体が非常に頑丈な仕様であることから、お使い始めはファスナーに少し引っ掛かりを感じることがあるかもしれませんが、開閉を繰り返す内に務歯が研磨され、よりスムーズな開閉となります。
トップファスナーを開けると内装が露わになります。幾重にも連なる扇型のマチにより操作性と視認性の向上を図っています。
メインとなる部屋の数は5室です。機能的なマチにより財布を開いた瞬間から中身がはっきりと視界に入ってきます。次に整然と配置された各収納スペースを見ていきましょう。
外装側の両サイドには、それぞれ6段のカード段と、さらにその奥(内装の一番外側)には領収書などが収納できるポケットも備えています。また、それぞれのカード段の内側には両マチ式の収納部があり、紙幣はもちろんのことパスポートや通帳までもが収納が可能です。
内装の中央にはファスナーがついた大容量のコインケースを備えています。両サイドにマチがついた構造によりコインケースの底までクリアに見ることができます。またこちらのコインケースは、パーツの底の部分と本体をあえて接続させない仕様となっています。こちらの仕様により、別の収納スペースにアクセスする際も可動域が広くなるため、中に収納したアイテムが取り出しやすく工夫されています。
コインケースの隣、内装の中央部にも両マチ式の収納スペースが用意されています。こちらも視認性が高いので紙幣の取り出しがスムーズです。また、コインケースと反対側の面にはWalkersシリーズ専用のロゴが刻印されています。
最後にご案内する収納スペースは、先ほどのWalkersシリーズ専用のロゴの刻印が入った隣にあります。こちらのスペースにマチは備えていませんが、舟形に開く仕様のため、取り出しが非常にスムーズです。普段は領収書やメモの収納に適していますが、出張や旅行の際は航空券や乗車券などを収納するのに便利なスペースです。また、こちらもコインケースと同様に収納部の底と本体が接合されていないため、他の収納スペースにアクセスする際は、こちらが動きに合わせて可動するので、操作がスムーズです。
フルグレインブライドルレザーのバージョンとなることでより存在感を増したkf-001。男心くすぐる長財布に仕上がりました。
〇ミニ財布・フルグレインブライドルkf-003・・・52,800円(税込)
サイズ:H88 x W108 x D30mm
カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー
こちらも旧シリーズから続いてWalkersシリーズを代表するアイテムのkf-003です。一見するとシンプルな外観ですが、随所に使いやすさに徹底的なこだわりを持つ、古瀬氏が施したギミックとWILDSWANSの技術が垣間見えるアイテムです。
外装にカードポケット等は付属されていませんが、このようなシンプルなディテールこそがWalkersシリーズの大きな特徴です。
外装の表裏はフラップ部分の窪みで判断します。こちらの窪みは見た目だけではなく、触感でも表裏の判断ができます。また、フラップの下側にあたるコインケースの前胴部分は、フラップとは逆に、中央にかけて緩やかに山なりとなるデザインを採用していることから、フラップの窪みがよりはっきりと強調されます。一見するとさりげない仕様ですが、直感的な使用を実現する大きなポイントです。
フラップは2点のホックで開閉します。kf-003で装備されているホックは、バネ側(上側)のホックの頭がフラットな仕様です。通常WILDSWANSで用いられるホックは、バネ側のホックの頭がドーム状に丸い仕様なので、使用していくと皮革部分にホックのアタリが出ますが、kf-003はこのようなアタリがほとんど出ません。このあたりもWalkersシリーズならではの仕様です。
内装を広げるとコインケースが現れます。コインケース自体にも1点のホックが付くので、本体のフラップを開いた際にコインが落下するような心配はありません。
コインケースは両サイドにマチを設けているため、前胴部分を手前に引くと中身が見やすく、コイン等の取り出しがスムーズになります。また、コインケース内部にはWILDSWANSのアイテムでよく見られる革の仕切り「ベロパーツ」を装備しています。こちらの仕切りを利用することにより、コインに加え、カードもきれいに収めることができます。
本体フラップ裏にWalkers専用のロゴが刻印されています。古瀬氏とWILDSWANSを運営するK‘sfactoryのダブルネームの刻印です。
こちらのロゴが入ったパーツの裏や、コインケースの裏にもスペースがありますが、フルグレインブライドルレザーが非常に硬い革のため、こちらにカードなどを収納した場合、入り口付近の縫製が切れる恐れがあります。こちらのスペースへのカード等の収納は、控えて頂くようお願い致します。
札室は本体の側面に装備しています。WILDSWANSを代表するミニ財布PALMは、携帯性を重視したアイテムであることから、札室が少しタイトなサイズになっていますが、kf-003の札室は一番大きな日本紙幣である一万円札でも余裕をもって出し入れが可能です。
古瀬氏とWILDSWANSが考える機能美を体現したミニ財布のkf-003。フルグレインブライドルレザーを用いたことで、屈強ながらも美しいミニ財布に仕上がりました。
いかがでしょうか。装いも新たにフルグレインブライドルレザーをまとった、Walkersシリーズの2つのアイテムは、4月24日(土)昼12時からWILDSWANSの直営店である銀座のWILDSWANS support&galleryとWILDSWANS Online Shop、そしてCORBO. Online-Shopにて発売させて頂きます。
※CORBO. works&shop(実店舗)での発売はございませんが、店内にてWalkersシリーズのサンプルを展示しています。
なお5月4日は、銀座のWILDSWANS SHOWROOMにCORBO.のチーフデザイナーである古瀬聡氏をゲストでお迎えします。Walkersシリーズの誕生秘話やCORBO.のことなど気になることがございましたら店頭でお気軽にお問い合わせください。
※こちらのアイテムは、発売からしばらくの間、1アイテムにつき、お一人様1点の購入制限を設けさせて頂きます。同一アイテムで複数の購入が確認できた場合は、ご注文をキャンセルとさせて頂きます。
〈購入NG例〉
・フルグレインブライドルkf-003/ブラックとフルグレインブライドルkf-003/ロンドンカラーの購入