※こちらは2009年09月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。
その2です。
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その2です。
ミネルバ(ボックス・リスシオ)など、タンニン鞣しの革の中では比較的水に強い革もありますが、過信は禁物です。多量の水分や汚れはやはりカビの原因になりますので、充分に汚れを落とした後、風通しの良い所で保管します。
また革の種類や鞄・革小物に限らず、製品の内側の掃除も大事です。特に鞄の場合、ポケットの中は埃が溜まり易いので入念な掃除が必要と言えます。
自分で書いておいて何ですが、革製の鞄や衣類などの保管でよく「風通しの良い所」と言いますが、そんな都合の良い、広い場所は私の家にはありません。ごちゃーっと生活品が溢れる部屋の中でカツカツで生活していますので、そんな贅沢な場所があったら欲しいくらいです。
と、ここで怒ってもしょうがないのですが、要は「湿気を与えない」のと「高温を避ける」ようにすれば良いのです。
クローゼットや押し入れの中での保管は、特に湿気が溜まり易いので絶対換気が必要です。通気を良くすることで空気の循環を促し、湿気の滞留と高温になることを避け、カビの発生を防ぎます。
(埃を避ける為、ビニール袋の中に鞄を入れるのは実は良くありません。ビニール袋の中では空気が循環しない為、湿気と温度が籠りがちになります。また冬場はビニール袋の中で結露を起こす可能性が高い為、カビが発生し易いです。埃を避けるようでしたら通気性の高い不織布や薄手の生地の方が良いです。そういう点で、お店で付けている緑色の保護袋は通気性が抜群に優れているとは言い切れません。付けておきながら何ですが・・・。)
また鞄の場合、口部分(ファスナー等)は開けておいた方が良いです。中に湿気取りとして乾燥剤を入れておくのも良いでしょう。但し長期に渡る保管の場合は、革がかえってパサパサに乾燥してしまうこともありますので、しまう直前に革に適度な水分と油分を含んだクリームを塗布した方が良いケースもあります。(←これは環境によって異なります。)
その他、鞄が沢山ある場合は密着させずに隙間をもたせた方が良いです。空気の通り道を確保するのと、万が一カビが発生しても隣の鞄に転移させない為です。
もっとも一番良いのは「気にかけること」と言いますか、マメに換気したり、時々引っ張り出して陰干しなどしてケアすることでしょう。