※こちらは2009年09月に更新されたアーカイブ記事です。
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水玉模様の色の付き方も様々です。
FABER-CASTELL社・限定生産のThe Pen of the Year2005年モデルでもガルーシャの革を巻いたペンがありました。ツルツルに研磨されたガルーシャを使ったその万年筆は大変美しく目を引く物でしたが、何せ価格が315000円もするので、のけ反る程驚いたものです。
当然私には買える筈も無く、あまりに悔しいので100円ショップで購入したシャーペンにガルーシャの残り革を巻いて使っていました。(発想がまた貧乏ですが。)ガルーシャの色はブラックで、水玉模様は当然真っ白だったのですが、2~3年も使っていると白い水玉はやがてグレーになっていきました。
そのうち使い方が良く無かったのか、グレーから真っ黒になっていきました。そのかわり色は真っ黒であっても光沢は上がっていきましたので、まるで黒い宝石の様になりました。
写真ではお伝えしにくいのですが、白い水玉は完全に黒くなってしまいました。また、使い方によっては光沢が上がる場合と無くなる場合があるようです。(初めはキラキラしていてもやがて光らずにマットな表面に変わる場合もあります。)
下の写真の小銭入れの持ち主は、先日の2つ折りのお財布と同一人物です。2つを同じように使用していたにもかかわらず、(2つ折り財布はそれ程でもないのですが)こちらはツヤがガンガン上がりテッカテカです。表面にオイルを塗ったような光沢の上がり具合です。
ポケットに入れて使用していた為、もしかしたら生地によって磨かれたのかも知れません。
元の色はチョコレート色でしたが、水玉模様に色が付き、全体的にセピア色に変わっています。
殆ど骨董品のような佇まいです。背面のポケットにはカードを入れていたので、カードで隠れる部分はエイジングが進まず、水玉模様は白いままです。
ブラックのガルーシャは水玉模様がグレーから黒く色が付いていき、チョコレートのガルーシャの水玉模様は徐々にセピア色の変わっていくのを見ると、水玉模様同士の間にある細い繊維を染色している染料が、長い年月によってカルシウム部分に浸透するのかとも思いましたが、それならばカード段の中の水玉模様に浸透しても良い筈なので、色が付く理由は良く分かりません。ネイビーのガルーシャの水玉模様が、ネイビーではなくセピア色になる場合もあります。