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新しく加わるフルグレインブライドルレザーシリーズのアイテムについてのお話

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イギリス・ベイカー社の牛革・フルグレインブライドルレザーは、圧倒的な耐久性の高さや豊かなエイジングを遂げることから、これまで多くのWILDSWANSユーザーの方に高い支持を頂ける皮革となりました。

 

まず驚くべきはフルグレインブライドルレザー特有の質感です。もともと強度が一番強いとされる革の表面(=ギン面)を削らずにしあげるブライドルレザーであることから、その表面には原皮段階から残るシワ(トラ)、キズ、血筋、シミなどがどこかしらに残りますが、少し革を押したり、曲げたりするだけで、「ギュウ、ギュウ」と独特の音を奏でます。革として仕上がるまで1年近く要するフルグレインブライドルレザーの耐久性の高さを裏付けるような音です。

※フルグレインブライドルレザーの音の鳴り方には個体差がございますが、製品の強度や耐久性に影響を及ぼすものではございません。このため、こちらに関連した個体のご希望については、承ることが出来かねます。

 

そしてエイジングについては、こちらのフルグレインブライドルPALM/ダークステインのサンプルをご覧ください。左が使用前のフルグレインブライドル/ダークステインのアイテム、右が使用から3年を経たフルグレインブライドルPALM/ダークステインです。3年使用のPALMは色味が2トーン程濃く変化し、膜をはったような光沢が外装全体を覆っています。ただし、フルグレインブライドル特有のハリ感の強さはしっかりと残っているので、使用しても皮革自体の耐久性が損なわれることはありません。

 

続いてロンドンカラーのサンプルです。画像左が使用前のフルグレインブライドル/ロンドンカラーのアイテム、画像右はスタッフが9ヶ月ほど使用したフルグレインブライドルGROUNDERです。先ほどご紹介させて頂いたダークステインのような美しい光沢は、ロンドンカラーでもはっきりと現れています。更にロンドンカラーでは、こんがり焼けたような味わい深いカラーに変化しています。展開する3カラーの中で一番色味の変化を楽しめるのがこちらのロンドンカラーです。

 

最後はブラックです。こちらも画像左が使用前のフルグレインブライドル/ブラックのアイテム、画像右はスタッフが半年ほど使用したフルグレインブライドルTONGUEです。使用前は表面にブルーム(白いロウ分)を湛えたスモーキーな表情ですが、僅かな使用期間でも変化が如実に現れます。他の2つのカラーと比べて色味の変化こそありませんが、ブラックならではの透明感溢れる光沢は圧巻です。(ブラックは部分的に少し色味が抜けてダークブラウン系の色味が現れることもございます。)

 

一方でフルグレインブライドルレザーを用いた定番の商品展開は、これまで9アイテムとなり、お客様より展開の無いアイテムについてのご要望も多く頂戴しておりました。今回お客様のご要望にお応えして2つのアイテムを新たにフルグレインブライドルレザーのラインナップに加えさせて頂くことになりました。

 

【フルグレインブライドルレザーの追加アイテム】

〇キーホルダー・フルグレインブライドルBRANCH・・・・・7,700円(税込)

〇小型三つ折り財布・フルグレインブライドルENO・・・・・77,000円(税込)

カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー

 

〇キーホルダー・フルグレインブライドルBRANCH・・・・・7,700円(税込)

カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー

 

WILDSWANSを代表するアイテムである多機能コインケース・TONGUEやミニ財布PALMと同様、これまでに様々な革種を用いて製作されてきたアイテムです。

 

本体の帯裏なども含めて金具以外は、全てフルグレインブライドルを用いた小振りなアイテムながら、贅沢な仕様です。

 

帯はシルバーカラーのホックで留められています。こちらのホックは7050番ホックと呼ばれるとても強力なホックで、円の外周にはWILDSWANSのロゴが刻印されています。

 

こちらのホックを開いて鍵を付けた付属の二重リングを本体の帯に通します。ちなみにこちらの二重リングもWILDSWANSのロゴが刻印されたオリジナルのリングとなります。

 

再びホックを閉じてBRANCHへの鍵の装着が完了します。

 

帯の先端には別の金具が付けられています。こちらはレバーナスカンという名称の金具です。名前の通りレバーを開いてベルトループや鞄のDカン等に装着するパーツです。 動きに合わせてレバーナスカンの下部がくるくる回るため、金具や帯に負担が掛かりにくい仕様です。

 

ここからはフルグレインブライドルBRANCHを装着した一例をご紹介させて頂きます。

 

帯自体をベルトに装着。

 

レバーナスカンをベルトループに装着。

 

帯自体をバッグのハンドルに装着。

 

レバーナスカンを鞄のDカンに装着。

 

BRANCHは細部にわたりWILDSWANSらしさが詰まったアイテムです。帯やキーキャップの外周は、足踏みミシンにより丁寧に縫製されています。ちなみに付属のキーキャップはカギの頭に被せて使用します。複数のカギを付けた際は、静電気やカギとカギが干渉する音を防いでくれます。

 

また、コバ(=革の断面)もWILDSWANSならではの職人によるコバ磨きで仕上げています。

 

小さなアイテムではありますが、随所にWILDSWANSならではの技術を取り入れたキーホルダーです。また、ギフト用としても重宝しますので、大切な方へプレゼントを検討中のお客様にもおすすめの一品です。

 

〇小型三つ折り財布・フルグレインブライドルENO・・・・・77,000円(税込)

カラー:ブラック、ダークステイン、ロンドンカラー

 

続いて二つ目のアイテムはこちらもWILDSWANSではお馴染みのENOです。手ごろなサイズとコロリとしたルックスにより、人気が高いアイテムの一つとなっていますが、フルグレインブライドルレザーを用いることで、野性味溢れる屈強な小型三つ折り財布となりました。

 

ENOを側面から覗くと内部にフルグレインブライドルレザーがぎっしりと詰まっている姿をご覧頂けます。

 

フラップは2点のホックで開閉します。2点のゲンコ側ホック(下側ホック)の中央にWILDSWANSのブランドロゴが刻印されています。余談ですが2点のホックを同時に開閉するとホックに大きな負担がっかりホックの摩耗が早まります。ホックの交換修理は比較的簡単ですが、1点ずつホックを外すことでホックの摩耗を遅らせることができます。

 

こちらがホックを外して一面に広げた外装です。所々に生体時から残るシワやシミ等があり、フルグレインブライドルレザーならではの迫力満点の姿が現れます。そしてその姿は、一つとして同じものがありません。

 

内装は、中央にカード段、右側にコインケースが並びます。

 

中央のカード段は横向きに2段となっています。こちらの他にも上側とカード段パーツの左右それぞれに1枚ずつのカードを収納して頂けます。

 

コインケースは、比較的ゆとりをもった作りです。内部にはベロパーツと呼ばれる革の仕切りを備えているので、こちらの奥にカードを2~3枚収納して頂けます。

 

さらにコインケースの裏側に隠しポケットがあるので、こちらにもカードを1~2枚収納することが可能です。

 

札室は本体の横に装備されています。内部は総革の贅沢な仕様で取り出しやすく、中身も見やすくなっています。

 

如何でしたでしょうか。 ここまで新しくラインナップに加わるフルグレインブライドルレザーのアイテムを2品をご紹介させて頂きました。こちらの2品のアイテムはWILDSWANSの直営店である、WILDSWANS support&galleryとWILDSWANS Online Shopにて10月30日(金)昼12時から発売させて頂きます。

※発売前のご予約、お取り置きは出来かねますことご了承くださいませ。

是非店頭でもご覧ください。

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