連日ご紹介させて頂いておりますC.O.U.京都店7周年記念アイテム、本日は縦横に細かく入る独特のシボ模様が美しい、ボナウド社製のゴートを使用したシリーズです。
イタリアの老舗タンナーであるボナウド社は、今年からWILDSWANSの定番革に加わったモンパルナスカーフを製造していることでもお馴染みです。
ボナウド社は100年近い歴史を持ち、ヨーロッパの高級紳士靴メーカーや大手メゾンにも良質の革を供給している非常に評価の高いタンナーです。
モンパルナスカーフもソフトなタッチで品が良く、それでいながら引き裂きや曲げ伸ばし、また水に対しても高い耐性を有する大変優れた皮革です。
そんなモンパルナスカーフを使用したWILDSWANSのバッグコレクションは、今年から6モデルを展開させて頂き、大変ありがたいことに非常にご好評を頂いております。
今回はこのボナウド社が製造するゴート、“MOVIE PALMELLATO”を使用したシリーズをご紹介させて頂きます。
ゴートとは一般的に生後6ヶ月以上の山羊革のことを指し、山羊革は牛革と比べて、しなやかで柔軟性に富み、非常に手触りが良いことが特徴です。
このため高級革の一つとして数えられ、世界的に見ても大手のメゾンブランドが軒並みゴートを使用した革小物や鞄を展開しています。
このMOVIE PALMELLATOと呼ばれるゴートは、以前WILDSWANSにおいて少量で製作したドイツ、クリッパー社のサフィアンゴートと同じように、じっくりとタンニンで鞣した後に手揉み加工を施しており、仕上げまでに大変手間と時間が掛かるという共通した特徴があります。
また、発色が美しく、独特の光沢を有する見た目は、非常に高級感があることから他のゴートとは一線を画す仕上がりとなっています。
更に、こちらのゴートは牛革に比べて厚みが少ない割に、適度なコシがあり、曲げ伸ばしや折り曲げ等にも強く、耐久性に優れています。
お手入れに関しましてもブラッシングと柔らかい布での乾拭きで事足りてしまう程の手軽さも魅力です。
そして、使用すると表面に艶を帯び、チョコのカラーに関しては1トーン程色が深まるような変化を生じます。
上品な質感からは想像も出来ないほど豊かな変化を遂げるエイジングもゴートの見逃せないポイントの一つです。
そんな魅力的なボナウド社のゴートを使用した革小物の数々をC.O.U.京都店7周年を記念して以下のようなラインナップにてご用意をさせて頂く運びとなりました。
【C.O.U.京都店7周年記念・ゴートシリーズ】
●多機能コインケース・K7-ゴートTONGUE・・・・・18,000円(税抜)
●コインミニウォレット・K7-ゴートCLAM・・・・・23,000円(税抜)
●純札二つ折り財布・K7-ゴートWINGS・・・・・26,000円(税抜)
●カードミニウォレット・K7-ゴートPRIM・・・・・28,000円(税抜)
●ベーシックミニウォレット・K7-ゴートLACONIC・・・・・28,000円(税抜)
●アジェンダカバー・K7-ゴートCANOPUS・・・・・28,000円(税抜)
●ミニウォレット・K7-ゴートkf-003・・・・・29,000円(税抜)
●薄型長財布・K7-ゴートSURFSⅠ・・・・・35,000円(税抜)
●大型長財布・K7-ゴートWAVE・・・・・60,000円(税抜)
(カラー:ブラック、チョコ)
全9種類のアイテムから成るC.O.U.京都店7周年記念・ゴートシリーズ、ここからは各アイテムを1点ずつご紹介させて頂きます。
●多機能コインケース・K7-ゴートTONGUE・・・・・18,000円(税抜)
(H78×W106×D19 mm)
WILDSWANSのアイテムの中でも最もよく知られたアイテムの一つであるTONGUEは、これまでにも様々な素材で製作してきました。
今回ゴートで製作したTONGUEはワイルドな風貌を残しながらも独特の艶感を有し、何処か気品溢れる仕上がりとなりました。
手のひらサイズのこちらのコインケースはカードを複数枚収めていただけますので、現在のキャッシュレス化の影響も手伝って、ますますその存在感を高めています。
本体の後ろには、カードポケットを備え、ICカードなど頻繁に使用するカードの収納に適しています。
フラップは2点のホックで開閉する仕様となります。
フラップ開けると前胴には、C.O.U.京都店7周年を記念した特別なブランドロゴがゴールドで刻印されています。
メインとなる収納部には革の仕切りが付いているので、仕切りの手前にコイン、奥にカードまたは緊急用に折り畳んだ紙幣を入れて仕分けができます。
ゴートを使用することで新たな魅力が備わったTONGUEです。
●ミニウォレット・K7-ゴートCLAM・・・・・23,000円(税抜)
(H65×W100×D28 mm)
続いてご紹介させて頂くアイテムは、TONGUEよりさらにコンパクトなサイズのコインミニウォレットのCLAMです。
2018年末にWILDSWANS20周年を記念して新たにラインナップに加わりました。
先程ご紹介したTONGUE(左)と並べてみるとCLAM(右)が如何にコンパクトな形状かよく分かります。
裏面にはTONGUEと同様にカードを収納するポケットを一室備えています。
IC機能付きカードや定期等の収納に便利なポケットです。
表板を折り込んだフラップを開閉するとC.O.U.京都店7周年のブランドロゴが現われます。
CLAMは、上下左右から革を織り込んだ折り紙のような、従来のWILDSWANSのアイテムではあまり見られない特殊な構造をしています。
折り畳まれた革を広げるとコインを収納するメイン収納部が現われます。
中身が見やすく、取り出しやすい機能的な収納部で、財布自体を折り畳んで収納した際もコインがこぼれ落ちにくい構造です。
ロゴ裏部分には、硬貨の仕分けや鍵など入れたりと、お客様ご自身でアレンジしてご使用頂ける小さな隠しポケットがあります。
また、コイン収納部の上側にはベルトを備えており、外付けのポケットに収納出来なかったカードや折り畳んだ紙幣が収納できます。
手触りの良いゴートを使用することで、より手に馴染む特別なアイテムとなったCLAMです。
●純札二つ折り財布・K7-ゴートWINGS・・・・・26,000円(税抜)
(H90×W115×D20 mm)
続いてはWILDSWANSの創成期から展開している二つ折り財布のWINGSです。
カードと紙幣の収納に特化したお財布で、コインケースを備えていないため、先にご紹介したTONGUEやCLAMなどと一緒にお使い頂くスタイルがおすすめです。
また、コインケースが付属しない分だけ、ある程度収納してもスリムですっきりとした厚みです。
内装で先ず目に飛び込んでくるのは左右対称のカード段です。
こちらのカード段はあおりポケットと呼ばれ、カード段パーツと本体をL字でなぞるように縫製を施した、少し変わった仕様です。
このあおりポケットにより、カード段の後ろ側にもカードを複数枚収納することができます。
2辺綴じのカード収納に、落下を心配されるかもしれませんが、内装の型押しサドルプルアップは十分なハリ感が備わっているため、余程のことがなければ、カードが落下することはありません。
紙幣は本体上側から出し入れを行います。
こちらの札室は一室構造で仕切りはありませんが、その分製品全体の厚みが抑えられています。
また、札室は外側と内側で段差をつけていることから、1万円札の頭が少しだけ覗く仕様となりますが、これは視認性の確保と取り出し易さを考慮したものです。
表板にゴートの切れ目のない一枚革を使用したWINGSは、これまで以上にシックでスマートな装いで登場します。