シックで気品溢れるドイツの銘革・シュランケンカーフを用いたDRUCKERが入荷しました。
〇SHRUNKEN CALF / DRUCKER (ドラッカー)・・・132,000円(税込)
COLOR:BLACK、NAVY
SIZE:H 32(ハンドル含む場合はH 54)x W 50 x D 15.5cm
重量:約1.15kg
今回ご紹介するはドイツ・ぺリンガー社の牛革であるシュランケンカーフをメイン素材に用いたトートバッグ・DRUCKERです。シュランケンカーフは、生後6ヶ月以内の牛(カーフ)の革をシュリンク(収縮)加工するため、原皮から20%程度縮んでしまいます。このため贅沢で非常に高価な革となりますが、革の密度が高く、しなやかでありながら非常にタフな革になります。また、シュランケンカーフはサドルプルアップと異なり、クロムを含む化学薬品を主原料にしたクローム鞣しで生産される皮革となることもあり、サドルプルアップのような光沢を伴うダイナミックなエイジングはありません。一方でシュランケンカーフはサドルプルアップに比べて傷や水への耐性が高いことから、天候や環境に左右されにくい使い勝手の高い皮革と言えそうです。さらにシュランケンカーフは皮革自体が軽量であることから、サドルプルアップのDRUCKERと比べるとおよそ500g程軽量になりますので、こういった点もシュランケンカーフの大きな魅力です。誰もが知る世界的な大手メゾンでも製作に採用されている理由はこうした皮革自体の高いポテンシャルと見た目の美しさにあるのでしょう。
次に本体の両サイドにはベルトが付属されます。通常こちらのベルトを締めた状態で使用しますが、ベルトを締めることで本体の側面に窪みが生まれる他、正面から見た時にもスタイリッシュな出で立ちとなります。なお、荷物が多い時や大きなものを収納する際はこちらのベルトを解除して使用することも可能です。また、ベルトにはそれぞれWILDSWANSオリジナルの金具が付属しますが、こちらの金具とベルトが見える面がDRUCKERの正面となります。本体の下部には安定性と強度に寄与する当て革をくるっと一周分巻いています。こちらは「はかま」と呼ばれる熟練した職人のみが成せる特殊な製法です。そして、底面にも本体と同じ素材の皮革パーツを組み合わせています。こちらには5つの底鋲(そこびょう)をあしらい、床や地面に皮革が直接触れないような仕様に仕上げています。こうして本体下部にもおいても頑強に製作されたDRUCKERは、しっかりと自立をします(ご使用環境などにより使用していくと自立しなくなるケースもございます。)。ハンドルも立てて保管ができるので、出かける時にサッと持ち運べる形状で保管できるのはうれしいポイントです。
続いてDRUCKERの基本的な仕様についてご説明させて頂きます。いくつかのパーツに分かれていますが、本体の外装は大きく皮革を裁断したパーツを大胆に組み合わせています。ハンドルは男性でも余裕を持って肩掛けができるサイズに設定しています。デザイン的なアクセントにもなっているハンドル根革部分の金具はネジで留める構造になっています。新品時はかなりきつくネジを締めていますが、使用していくとネジに緩みが出る場合があるので、思わぬネジの落下を防ぐためにも少なくとも半年から1年に一度程度はマイナスドライバーを用いてネジの緩みがないか確認して頂くことをお勧めします。ハンドルと本体を繋ぐ根革部分は本体で使用するメイン素材のシュランケンカーフを幾重にも重ねて組み上げたパーツですが、沢山の荷物を収納しても問題が生じないようにがっしりと作られるています。また、DRUCKERの顔を形作る重要なパーツの一つです。この2つの根革の間には大変強力なホックが取り付けられています。また、内装には両サイドにインナーポケットを設けています。
いかがでしょうか。上品でエレガントなシュランケンカーフDRUCKERをご紹介しました。こちらのトートバッグは、現在WILDSWANSの直営店である銀座のWILDSWANS support&galleryとWILDSWANS Online Shopで販売中です。是非店頭でもご覧ください。