ミニ財布・サドルプルアップPALM-V2についてのお話

WILDSWANSが展開するミニ財布の中でも特に携帯性に優れた、PALM-V2についてご紹介します。

【目次】

・サドルプルアップについて

・PALM-V2の構造について

・他のミニ財布との比較

・PALM-V2まとめ

・サドルプルアップについて

WILDSWANSで創業当初から取り扱っているサドルプルアップは、ベルギーのマシュア社が生産する牛革です。一時期は生産が著しく不安定となり、WILDSWANSでも数年にわたって定番ラインナップから外さざるを得ない状況が続きましたが、近年は少しずつ供給が安定しはじめ、再び定番素材へとなりました。このサドルプルアップは元々馬具などに用いられる皮革であり、その耐久性は折り紙付きです。また、皮革業界では圧倒的にマイノリティとなる植物由来のタンニン鞣し革であることから、生産量は限定されますが独特な光沢を伴う美しいエイジングが魅力の皮革でもあります。

上の画像は3年程使用したサドルプルアップ/チョコのWAVEです。サドルプルアップ特有の、膜を張ったような透明感のある光沢が見て取れます。基本的に皮革の色味は使用を重ねるにつれて濃くなることが一般的ですが、使用環境によって変化の度合いは様々で、日光に長時間晒されることで色素が抜けて明るくなったように見える場合もございます。

〇ミニ財布・SADDLE PULL UP / PALM-V2（パーム-V2）・・・40,700円（税込）

カラー：BLACK、CHOCOLATE、NATURAL

・PALM-V2の構造について

PALM-V2はコンパクトなサイズですが、背面にはカードポケットが設けられ、利便性を高めています。またフラップを開くとすぐにコインケースが現れるため、操作感も非常にスピーディーです。コインケースの内部には、カード等を仕分けて収めることができるように革仕切りパーツも設けています。さらに2022年に「PALM」から「PALM-V2」へとリニューアルした際に札室の幅を少し広げており、この変更により1万円札をはじめ全ての日本紙幣がスムーズの出し入れできるようになりました。

・他のミニ財布との比較

続いて他のミニ財布と比べてみましょう。上の画像の左からkf-003、CASA、PALM-V2の順番で並べています。背面に目を向けるとkf-003だけポケットが付かない仕様です。サイズ感としては3型に大きな差はありませんが、PALM-V2はやはりとりわけコンパクトで、PALMという名前の通り掌に収まるサイズ感です。また重量に関しても、フラップが付かない分だけPALM-V2が一番軽量です。

【サイズと重量】

※こちらはサドルプルアップで計測していますが、個体差により数値が異なる場合があります。

kf-003・・・H88×W108×D30mm　　114g

CASA・・・H88×W105×D33mm　114g

PALM-V2・・・H86×W100×D33mm　104g

先ほど同様、上の画像では左からkf-003、CASA、PALM-V2の順番で並べています。内装については3型ともコインケースの位置は同じですが、PALM-V2のみコインケースにフラップが付属しません。またロゴの位置もkf-003とCASAが同じ上部であるのに対し、PALM-V2は内装の下部に刻印されています。収納量については大きいものからCASA、PALM-V2、kf-003の順番です。コインと紙幣の収納量に差はありませんが、カードにおいてはCASAが他の2型よりも多く収納することができます。カードの収納力がそれほど多くない方であれば、PALM-V2はとにかくコンパクトに、そしてスピーディーにお使いいただけます。

【各モデルの目安収納量（各単位は枚数）】