我々を取り巻く社会情勢、技術の進歩や流行、様々な環境の変化によって「モノ」の需要は流動します。 それは革製品も例外ではなく、革のお財布ひとつとっても同様です。近年ではキャッシュレスやシンプルなライフスタイルが広まるにことによってそのニーズも徐々に変化して参りました。 特にコンパクトなモデルの需要が高まっており、これに応じてWILDSWANSのコンパクトなお財布類もラインナップを充実させ、現在では様々なモデルが様々な素材で製作されています。
各モデルにはサイズ感が近くても機能が異なるといった違いがあるものの、初見の方にとってはなかなかその違いを把握しにくいと思いますので、今回は主要なコンパクトウォレット系のアイテムのサイズ感や収納量について比較しながらご紹介してみようと思います。
ご紹介いたしますのはWILDSWANSの中でミニ財布とカテゴライズしているモデル3種PALM-V2、CASA、kf-003と、ミニ財布のカテゴリーではありませんがさらにもう一つコインケースのTONGUEを加えた4つのモデルについてご案内をさせて頂きます。
まずは各アイテムとその特徴を簡単にご紹介致します。
TONGUE(タング)
収納:外装背面ポケット、コインケース(両マチ式、仕切りパーツ付き)
特長:カードを一回り大きくした程度のサイズで携帯性の高さが特長のコインケースです。本体背面のカードポケットが便利で、またメイン収納部には硬貨・カードに加え、三つ折りにすれば紙幣も収納することが出来ますので、ショートウォレットやパスケース感覚でご利用頂けます。
TONGUE(E) またTONGUEにはハトメ金具が取り付けられたTONGUE(EYELET)という派生モデルも存在します。収納量や基本的な機能は共通ですが、ハトメによってウォレットチェーンやストラップに対応しており、こちらも使い勝手のよいアイテムです。
販売中のTONGUE、TONGUE(EYELET)はこちら
PALM-V2(パームV2)
収納:外装背面ポケット、コインケース(両マチ式、仕切りパーツ付き)、札室(仕切り無し)
特長:前述のTONGUEに近い形状ですが、札室が加わったことで紙幣を畳まずに収納可能で、小さいながらもお財布としての要素を完備したモデルです。
販売中のPALM-V2はこちら
CASA(カーサ)
収納:外装背面ポケット、コインケース(両マチ式、可動式仕切り付)、札室(仕切り無し)
特長:可動する仕切りによってコインケースの一部をカードケースに割り当てているため、カードの収納量が高いアイテムです。サイズはなるべく小さく、でもカードは沢山持ち運びたいという要望を叶えてくれるモデルです。
販売中のCASAはこちら
kf-003
収納:コインケース(両マチ式、仕切りパーツ付き)、カードポケット、札室(仕切り無し)
特長:外装にポケットを持たないスマートさ、緩やかな曲線で構成された優雅なシルエットによるスタイリッシュなモデルです。各収納部の構造も緻密にデザインされ、機能性も高められています。
販売中のkf-003はこちら
○サイズについて
何れもポケットサイズ、手のひらサイズといった小ぶりなアイテムですが、本体のサイズは以下の通りです。
TONGUE・・・ H75 x W106 x D19 mm
PALM-V2・・・ H86×W100×D33mm
CASA・・・H88×W105×D33mm
Kf-003・・・H88×W108×D30mm
※いずれも新品時の計測になり、また製品の個体差、革のハリ感などによってある程度の誤差が生じますこと、何卒ご了承下さいませ。
厳密に計測すればCASAが最も大きいということになりますが、ごくわずかの差ですのでTONGUE以外はほぼ同じサイズと考えて頂いて良いかと思います。皮革が馴染めば各パーツのハリが大人しくなることで本体の厚みは減りますが、収納した分膨らみますので収納後のサイズに関しても似たり寄ったりといったところです。
○収納量について
本体サイズは似通っているものの、機能が異なることで収納量に差があります。 今回は「紙幣」「硬貨」「カード」がどれくらい収納できるのかを試してみました。 ただし、同じモデルであっても皮革のハリの強弱や素材によって若干の差が生じますので、 あくまで目安としてお考え下さい。 今回はこちらを収納しています。
紙幣:一万円紙幣サイズ(W76×D160mm)
硬貨:100円玉サイズ(Φ22.6×H1.7mm)
カード:クレジットカードサイズ(H54×W86×D0,76mm)
特にカードや硬貨は双方の配分によって収納量が変化しますが、あくまで実用を見据えたバランスで、また製品に無理な負荷を掛けない程度に収納しています。
結果はこちらです。
TONGUE(紙幣×5、硬貨×20、カード×4)
PALM-V2(紙幣×10,硬貨×10、カード×5)
CASA(紙幣×10、硬貨×15、カード×8)
kf-003(紙幣×10、硬貨×10、カード×4)
構造によってこのように差が出ます。これは新品時の収納量のイメージですが、ご使用を頂くことで皮革が馴染み柔軟になって参りますので、収納量は多少増加し、収納の仕方のバリエーションも増えます。
最後に4種のサイズ、収納量を纏めてみます。
如何でしたでしょうか。
今回は人気の高い4種のコンパクトなモデルをご紹介いたしました。
アイテム選定の際、サイズや収納量は非常に重要に要素になるかと思います。またこれに加えて各モデルの特徴も把握して頂ければ、更に目当てのアイテムが絞りやすくなるのではないでしょうか。
それぞれのアイテムは以下よりご覧頂けますので、是非ご検討くださいませ。