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トートバッグ・ロイドヴァッシュ DRUCKER(ドラッカー)についてのお話

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先日 シュランケンカーフ製のDRUCKER再入荷のご案内 の際に予告しておりました、新素材でのDRUCKERについてのお知らせです。ようやく販売の準備が整いました。

 

 

新素材の正体とは、イタリアのサンタクローチェに拠点を構えるタンナー、ロイド社(tannery LLOYD SPA)のロイドヴァッシュです。ロイド社は創業当初から植物由来のタンニンを用いた鞣し方(ベジタブルタンニング)を専門に皮革の製造を行っており、染色と天然オイルやワックスの塗りこみを手作業で仕上げているそうです。そうした品質の高さから大手メゾンからの信頼も厚く、世界中で様々な用途に使用されています。

 

 

2024 LLOYD VACHE DRUCKER・・・132,000円(税込)

〇カラー:NOIR(ノワール)

〇金具:SILVER、GOLD

※スポット生産品のため入荷案内を承ることができません。完売後の次回入荷は未定です。

 

ロイドヴァッシュはWILDSWANSでもお馴染みの小物や文具での販売を数回行ってきましたが、いずれも大変ご好評頂いたことから、人気のトートバッグ・DRUCKERを製作・販売する運びとなりました。ロイドヴァッシュはサドルプルアップレザーに劣らないハリ感と弾力を持ち、傷や汚れ、水濡れにも強いという珍しい素材です。さらにタンニン鞣しならではの艶感と色味の変化をお楽しみいただける点も、今回製作に至った理由のひとつです。 肌理が細かく頑強な素材ながらも、ベジタブルタンニン鞣し特有のゆっくりじっくりと進むエイジングを楽しみたい方に特におすすめの素材です。

 

 

ロイドヴァッシュという素材についてご理解いただきたい点がございます。

傷、汚れや水濡れに強いというのは、皮革表面(ギン面)への天然オイルやワックスの丁寧な塗りこみで、摩耗や変形への耐性を高めているからです。水分は付いたことに気付いた時点で速やかに拭き取れば問題ございませんが、防水素材ではありません。摩擦や傷などでギン面が薄くなった箇所からは水分が浸透してしまい、シミや傷みの原因になってしまいますので、十分ご注意ください。

 

 

タンニン鞣しのスムース革には、しわ、トラ、へこみ、細かな傷や擦れが原皮の状態や皮革の製造工程などで生じています。

財布などの小物と違って大きな盤面を切り取り組み立てていく鞄製品では、このような特性はより避けることが困難となります。革切れなど著しく外観を損なうものでない限りは、良品として天然皮革の特性を生かして製作を行っておりますこと、何卒ご了承下さい。

 

 

DRUCKERは六角形のシルエットが特徴的ですが、外装に施されている革パーツや両サイドのベルトストラップ、それらを繋ぐ金具がWILDSWANSらしさを高めています。 今回スポット生産アイテムとして登場するロイドヴァッシュDRUCKERは、ノワール(ブラック)にて、金具のカラー違いの2種類ご用意しております。現在展開するほとんどの鞄にシルバーの金具を採用しておりますが、かねてよりゴールド金具バージョンの鞄についてのご要望があったことから、今回特別に製作いたしました。

 

 

底鋲や内装のファスナーポケット部分もそれぞれのカラーに揃えています。ブラック×シルバーはブラックが際立つ王道の組み合わせで、ブラック×ゴールドはプレミアム感が高まる製品に仕上がりました。

 

 

DRUCKERに共通してハンドル部分に使われている手カンと呼ばれる金具は、長く使用するとハンドルを繋ぐネジ棒が緩んでしまうことがあります。緩んだネジ棒が外れ無くなってしまったといった場合にも、WILDSWANS support&galleryへお持ち込み頂くか、ご郵送(エイジングサポート)にて修理を承っておりますのでご安心ください。(有償での修理となります。)

 

 

内装の収納部は従来のまま変更はございません。大きな一室にYKKのエクセラファスナー付きポケットと反対側に2つのオープンポケットを備えています。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ロイドヴァッシュのトートバッグ・DRUCKERは、銀座のWILDSWANS support&galleryとWILDSWANS Online Shopにて販売中です。

ブラックのような濃く落ち着いた色とシルバー、ゴールドはどちらとも相性抜群なので、普段のお召し物や使用環境からお好みのカラーをお選びください。

 

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