WILDSANSの東京アトリエで製作した3つの製品が登場します。
WILDSANSの東京アトリエは、2023年春にオープンした茨城のアトリエに次ぐWILDSWANSの新しい製作拠点です。こちらでは茨城のアトリエとは異なる製品を製作しています。記憶に新しいところでは、先日発売したWATCH CASEやWATCH STRAPはこの東京アトリエで製作された製品です。今回ご紹介するアイテムは2024年初売りやWILDSWANS銀座店リニューアルオープンでも製作したアイテムですが、今回はWILDSWANSでもお馴染みの皮革にて登場します。
○極厚コバミニウォレット・SADDLE PULL UP / EXTRA THICK WALLET・・・47,300円(税込)
COLOR:BLACK、CHOCOLATE、NATURAL
○極厚コバミニウォレット・CROCODILE / EXTRA THICK WALLET・・・83,600円(税込)
COLOR:BLACK、CHOCOLATE
○極厚コバクラッチバッグ・SADDLE PULL UP / EXTRA THICK CLUTCH・・・107,800円(税込)
COLOR:BLACK、CHOCOLATE
※EXTRA THICKシリーズは、従来のWILDSWANS製品よりもコバに厚みがある製品ためコバ磨きのSLICKERはご使用頂けません。
まずは3つの製品に共通する仕様からご案内します。いずれも極厚のコバ(=革の断面)が印象的なアイテムであることから、この部分だけでもWILDSWANSらしさがはっきりと表現されています。
従来からWILDSWANSで展開するアイテムでは長財布のBLISTER(L)もコバに特徴があります。4層のコバが連なるBLISTER(L)と比べて、EXTRA THICKシリーズの製品は1層のコバとなりますが、コバそのものの「分厚さ」は相当なインパクトがあります。
BLISTER(L)における一番厚みがあるコバの厚みが5mmなのに対し、EXTRA THICK WALLETのコバは9mmとなります。数値上はたった4mmの差ですが、コバとして見た時にインパクトは絶大です。一方、厚みを出すほどに製作は時間と技術を必要とします。当然、極厚だからといって大まかな作業となるわけではなく、同じようなコバに特性を持つ他のWILDSWANS製品と同様に職人が1点ずつ丹精に磨きをかけています。しかしながら、他の製品よりもコバに厚みあるだけに、仕上がりに要する技術は高く、時間も長くなります。
外装にはポケットなど付属パーツはなく、メイン素材の皮革の質感を十分に楽しめる仕様です。またEX THICKシリーズのすべての製品は素材問わず、表側のみにWILDSWANSのロゴが刻印されています。また、 EXTRA THICKシリーズの製品すべてに共通して、収納部へは本体上部のファスナーからアクセスします。こちらのファスナーにはYKK社のエクセラファスナーを使用することで、丈夫でありながらも滑らかな引き心地を体感することができます。ファスナーの金属部分については、EXTRA THICKシリーズの全てのバリエーションでシルバーカラーのパーツを採用しています。シルバーカラーのファスナーがミニマルな外装とこちらに用いられるそれぞれの皮革の質感を一層引き立てます。
続いてEXTRA THICK WALLETについてのご説明です。 EXTRA THICK WALLETのメイン収納部にはプラスチック製のカードが約10枚収納可能です。
また、EXTRA THICK WALLETのサイズと重量については以下をご確認ください。
SIZE:W148×H80×D9 重量:サドルプルアップの場合➡約94g、クロコダイルの場合➡約 82g
そして、内部には革の仕切りを設けることで、複数のカード、あるいは折りたたんだ紙幣やコインなどを仕分けて収納することもできます。上の画像では4つ折りの千円札5枚、500円硬貨20枚、100円硬貨10枚、カード5枚を収納しています。
さらにEXTRA THICK WALLETは、名刺を30枚程収納することができます。開口部は一般的な名刺と同程度の長さになるため収納時はややタイトに感じるかもしれませんが、開口部の両サイドが空間となっていため収納時は名刺を少し斜めにして名刺の先端を収納部の奥に入れてから名刺全体をEXTRA THICK WALLETにすると比較的にスムーズに収納できます。反対に名刺を取り出す時も両サイドどちらかに名刺を移動した後、名刺を斜めにして取り出すと開口部に干渉しにくくなります。
極厚コバのファスナー付き名刺入れ。これまでにない独創的な名刺入れとしてビジネスシーンでも注目を集めそうです。
EXTRA THICK WALLETはサドルプルアップとクロコダイル、2つのレザーで展開しています。ここまでの画像ではサドルプルアップを主に用いていますが、最近ますます人気が高まっているクロコダイルについても画像を踏まえてご紹介します。
クロコダイルはそのゴツゴツした鱗により、スムースレザーのサドルプルアップとは異なる見るからに動物的な力強いイメージがあります。
鱗の斑柄は2つとして同じものはなく、同じ製品の同じカラーであっても製作された1点1点がオンリーワンのアイテムになります。このあたりがクロコダイルの魅力となりますが、極厚コバのEXTRA THICK WALLETに採用することで、コンパクトでありながらも迫力のあるアイテムに仕上がりました。
次にEXTRA THICK CLUTCHの詳しい仕様についてもご紹介します。
SIZE: W290×H185×D10 重量:約332g
先ほどもご紹介した通りコバの厚み自体は、EXTRA THICK WALLETとそれほど変わらないものの本体自体が大きくなるので、コバにも一層の迫力があります。
EXTRA THICK CLUTCHは以前WILDSWANSで展開していたようなクラッチバッグのDOCUMENTなどと異なり、書類を収納するというよりもスマートフォン、ミニ財布、キーケースなどを収納するためのコンパクトサイズなクラッチバッグです。もちろんEXTRA THICK WALLETも収納可能です。
EXTRA THICK WALLETと異なり、内部に仕切りはないのでその分だけ自由度の高い収納が可能です。また、EXTRA THICK CLUTCHのマチ幅はコバの厚みと同じ10㎜ですが、EXTRA THICK WALLETよりも本体そのものが大きく一定程度まで本体が膨らみます。そのため、コンパクトで薄いアイテムであれば意外とすんなり収納できたりします。上の画像では実際にEXTRA THICK CLUTCHに収納したアイテムを掲載しています。
実際にモデルが手に持つとこのような感じです。小ぶりなのでクラッチバッグが主張しすぎず、さりげなく小脇に抱えることができます。
それでも細部に目を向けるとついつい分厚いコバにフォーカスしてしまいます。WILDSWANSの技術の粋を集めることにより、他のクラッチバッグを凌駕する個性的かつスマートなレザークラッチバッグに仕上がりました。
ここまでEXTRA THICKシリーズの3つのアイテムについてご紹介してきました。こちらの3つのアイテムは現在、WILDSWANSの直営店であるWILDSWANS銀座店とWILDSWANS Online Shopにて発売中です。他にはない極厚コバで仕上げたアイテムを是非ご覧ください。
※実店舗ではしばらくの間、EXTRA THICK CLUTCHを路面店であるWILDSWANS銀座店で販売させて頂きます。