※こちらは2009年4月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。
3本差し万年筆ケースPEEK-A-BOO3で使用している革についてです。
PEEK-A-BOO(3)の続きです。手前はブッテーロのワイン、奥はサドルプルアップのブラックで作ったものです。写真ではお伝えし難いのですが、ブッテーロという革は、サドルプルアップとはまた違った独特の鈍い光沢を放ちます。(使い込むと、ここから艶が上がっていきます。)
2本差しのPEEK-A-BOO(2)と同じように、ペンケースの先端部分は所謂「絞り」の技術は使わずに、パターンの取り方と縫製技術により、立体的な丸みを生み出しています。正確なステッチと堅牢なコバの仕上げが、とてもWILDSWANSらしい部分です。(全ては長くお使いいただく為の技術です。)
個人的には下の写真のように、MONT-BLANCの黒い色とワイン色の組み合わせも、とても綺麗で捨て難いのですが、あえてワイン色の縦縞のスーべレーンを合わせてみても格好良いかと思います。もちろんサイズさえ合えば、どんなペンを入れられても結構ですし、そこは自由に楽しんでいただきたいと思います。(入れ替えたり、考えたりするのがまた楽しいですし。)
2本差し同様、ペンクリップの差し込み部分には、摩擦に強いチェルケスというフレンチカーフを使用しています。ここに金色のクリップを差し込むか、銀色のクリップを差し込むか、はたまた両方か・・、想像するだけでも楽しいですね。