※こちらは2009年2月に更新されたアーカイブ記事です。
記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。
サドルプルアップという革で作った財布を 見て感じた事などです。
昨年11月にこのお店が出来て以来、私は大体お店に立っていますが、時々行方をくらませているのは嫌な事があって失踪している訳ではなく、次は何をしようか企んでいたり、喫茶店でボケーっとしてたりします。決してサボっている訳ではありません。
未来へ向けて熟考しているのです。サボっている訳ではありません。
このお店が出来てから3ヶ月は経ちましたが、私には販売・接客経験がなかったので、今でも少しだけドキドキします。
お客さんが入ってきた時に、今話しかけるべきか否か、いまだにそのタイミングがわかっていません。 「先に話しかけようか、そして何と言おうか」と、ジリジリと間合いを詰めながら「後の先」を取るため、体重をつま先に移動しつつも、「いやいやいや、ここは質問されたら答えよう、話しかけたら悪いだろうし・・・」と「後の後」に考えを変え、体重を踵に移動し直したり、「いや先の後の先?」「後の先の先の後?」と、一歩も動くことなく葛藤しています。
人知れずカウンターの中でオロオロしている(←挙動不振です。)のですが、お客さんに悟られぬよう、あくまでも平静を装っています。
私自信が買い物に行った時、あまり店員さんにガンガン話しかけられると考えられなくなってしまい、出来ればそっとしておいて欲しい人間なので、つい「後の後」を取ってしまいがちなので、「応対が悪い!」とご立腹の方々、すみません。
そんなある日、Tさんという方がお店にいらして、例によってその場でユラユラ体重移動しているとボスの友人ということが分かりホッとしていたのですが、そのTさんが使っている財布を見せていただいてハッとしました。
それは10年間使用し続けて、今も使い続けている、ある財布でした。