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【#0086】DIGNITY SERIES(ディグニティシリーズ)について 2

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※こちらは2009年6月に更新されたアーカイブ記事です。

記事内に掲載されているアイテム、及び発売予告などの記述に関しましては過去の記事となりますので現在はお取扱いを行っていなかったり、また既に完売となっているものもございますこと、予めご了承下さいませ。 

 

DIGNITY SERIESの特徴についてのご説明です。

 

DIGNITY SERIESの続きです。従来のWILDSWANSの革小物の厚みや全体のボリューム感と比較すると、感覚的には半分位か、若しくはそれ以下のボリュームに感じます。  

薄くなっている分、強度の面で不安を持たれるかも知れませんが、今回の新シリーズは、薄くても強度は充分にあるところが最大の特徴と言えるかもしれません。  

 

一般的にタンニン鞣しのスムース革の強度はギン面層(革の表面層)で決まるところが大きいのですが、これは革の裏側のトコ面とでは繊維の密度が全く異なり、繊維密度が高いギン面層がその革の強度を担っている為です。  

従来のWILDSWANSの革小物では、アイテムによっては革の裏側を見せているものもありましたが、新シリーズでは極力革の裏側が見えないような作りになっています。  

 

ギン面層のみを薄く削ぎ出し、それら2枚のギン面層を圧着により貼り合わせて、両面が革の表側になるようにしてあります。更に、貼り合わせても場所によっては1ミリ以下の厚みにしてありますので、コシや張りはそのまま残しつつも大変薄くなっています。  

 

その為、1つのアイテムで使用する革の量は倍近くなっていますので、とても贅沢なシリーズと言えます。

 

コシや張りを残してありますが、コバ(革の裁断面)はとても薄くなっています。しかしながらそこはWILDSWANSの革小物ですので、キッチリ磨いてあります。  

例え薄いコバであっても、写真にあるような、大工さんが使うような鉋で面取りして丸くしていきます。面取り後、ヤスリで更に丸くした後にひたすら磨いていきます。0.数ミリ単位の仕事で、気の遠くなるような作業ですが、美しく耐久性のあるコバを作るには欠かせない作業です。

 

どんなに薄くてもツルツルに磨いてあります。

アイテムとしては長札、両側カード段の二つ折り財布、コインケース付き二つ折り財布、二つ折りカードケース、マチ無しカードケースの他に、コインケース、札挟み等を予定しています。

 

続きます。

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