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定番品のラインナップ変更と一部製品の仕様変更についてのお知らせ

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平素よりWILDSWANS製品をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。

 

 

WILDSWANSにて創業から製作に使用しているベルギー牛革のサドルプルアップは、近年供給の悪化が続いていたことから、サドルプルアップを用いたWILDSWANS製品は不定期での生産を余儀なくされていました。しかし、このような中においてもたくさんのお客様からサドルプルアップ製品のご要望を頂いたこともあって、WILDSWANSとしても以前にように安定した供給を確保するべく様々な試みを行ってきたところ、ようやく以前より定期的かつ安定的にサドルプルアップの供給を確保することができるようになりました。そこでWILDSWANSでは2023年6月10日よりブラックのカラーに限り、定番アイテムとして再度展開させて頂きます。定番品のラインナップについては、現在、WILDSWANS Online Shopで展開するサドルプルアップアイテムの商品ページ内に「入荷案内フォーム」のリンクが付いた商品が該当します。まだ完全に供給が改善されていない状況となりますので、入荷案内後の納期につきましては一律未定とさせて頂きます。

※今後サドルプルアップの供給が悪化した場合は、再び定番品から除外させて頂く可能性もございます。

 

 

また、サドルプルアップの供給改善に伴い、WILDSWANSの定番品・クロコダイルシリーズと準定番品・シェルコードバンシリーズの内装についても順次サドルプルアップに変更されます。これまで定番品のクロコダイルシリーズと準定番品のシェルコードバンシリーズでは、内装にアメリカ牛革のイングリッシュブライドルレザーを用いてきました。しかし、今度はイングリッシュブライドルレザーの供給が2022年頃から急激に悪化し始めました。そこで、誠に勝手ながらイングリッシュブライドルレザーアイテムの入荷案内については、2023年6月15日をもって停止とさせて頂きます。これまでに入荷案内のお手続きを頂いた案件につきましては、引き続き入荷時期が未定となっているものの、入荷次第ご連絡をさせて頂きます。イングリッシュブライドルレザーの供給悪化については、ここ数年のアメリカ国内での労働市場における新型コロナウイルス政策、さらに急激なインフレや為替変動などが供給悪化の主な要因です。なお、こちらは同じアメリカでシェルコードバンを生産するホーウィン社にも当てはまりますので、WILDSWANSでは引き続きこちらの状況も注視していきます。

 

 

一方、サドルプルアップは先ほどもご案内した通り、ここにきて少しずつ供給に改善の兆しが見えてきました。そこで、現在2つのシリーズの内装について、イングリッシュブライドルレザーからサドルプルアップへの切り替えを少しずつ行っています。既にクロコダイルシリーズの一部製品で切り替えを行っていますが、今後はシェルコードバンシリーズについても徐々に内装がサドルプルアップに切り替わる見通しです。今のところ、サドルプルアップ/チョコ単体での定番化は未定ですが、今後クロコダイルアイテムのチョコとシェルコードバンアイテムの#8の内装には、サドルプルアップのチョコを組み合わせた仕様に変更させて頂く予定です。

※現在、未入荷のクロコダイルアイテムとシェルコードバンアイテムの入荷案内について、今後の入荷分は原則内装にサドルプルアップを用いた仕様になります。

 

 

ここで改めてサドルプルアップについてご説明しますと、WILDSWANSが創業当初から製作に用いてきたブランドを代表する皮革です。非常に強いハリ感と豊かなエイジングを遂げる皮革として、WILDSWANS製品をご愛顧頂いているお客様に認識されています。元々、クロコダイルシリーズもシェルコードバンシリーズも内装にサドルプルアップを使用していましたので、初期の仕様に回帰する格好となります。イングリッシュブライドルレザーも通常の牛革と比べるとハリ感の強い部類の皮革ですが、サドルプルアップはこちらを上回る非常に強いハリ感があります。2つの皮革における耐久性の高さに優劣こそありませんが、内装にサドルプルアップを組み合わせることで、その質感や見た目はイングリッシュブライドルレザーのそれとは明確な違いが生まれます。サドルプルアップの特徴である「強いハリ感」については、「皮革の反発力」と言い換えることもできます。これは製品を実際に使用する段階で体感できる部分となりますので、まだサドルプルアップをご存知ない方は、是非この機会にWILDSWANSの直営店で触れてみてください。

 

 

イングリッシュブライドルレザーと同じくサドルプルアップも、植物由来の鞣し剤を用いたタンニン鞣しの皮革です。このため、使用することで艶や色味が変化する等のエイジングが期待できます。例えば、使用前のイングリッシュブライドルレザーはマットな風合いですが、使用すると表面に潤い湛えるような艶が出現します。一方、サドルプルアップは使用前から強い艶を宿しています。そして、この艶は使用することでさらに深みが増していきます。このように使用前の見た目に違いがあるものの、どちらもエイジングをする点においては2つの皮革の共通点となります。 世界の皮革を取り巻く状況は常に変化が伴いますが、WILDSWANSではどのような状況においても、お客様にご満足頂ける製品をできる限り安定してご用意するために、今後も原材料の調達に最善を尽くして参ります。

WILDSWANS

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