アルランゴート
フランス アルラン社(Tannerie Alran S.A.S)
- アルランゴート
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アルラン社(Tannerie Alran S.A.S)は1903年にフランス南部マザメに設立されました。良質なヤギ革を生産し続け、世界最高峰のタンナーとも評されています。熟練の職人の手作業と、最先端の仕上げ加工技術により生み出される皮革は、世界のトップメゾンでも多く採用されています。
アルランゴートは柔軟ながら繊維密度が高く、適度なコシ感を持ち合わせており、耐久性にも優れ傷が付きにくい革です。表面には手触りの良い、均一で細かいシボ(凹凸)がつけられています。シボの加工方法にはいくつかの種類が存在しますが、こちらは熟練の職人の手や機械を使用して揉み加工を施されたものです。揉み加工を施されたシボ革は、シュリンク(収縮)加工や型押し加工をされたシボ革と比べ、柔らかく自然で美しいシボが現れる事が特徴です。さらにこのシボにより、傷が付いても目立ちにくいといったメリットもあります。また、クロム鞣しとタンニン鞣しの両方を組み合わせた混合鞣しという方法で鞣すことにより、ゴートレザーのきめ細かな革質を活かしつつ、際立って美しい色合いを放っています。エイジングをし難い革ですので、美しい状態のまま長くお楽しみ頂くことが出来ます。
- ケア方法
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アルランゴートは混合鞣しのために特にクリームを塗布して頂く必要はありません。
普段のお手入れはブラッシング、または柔らかい布での乾拭きで十分です。
革にカサつきや固さ、曇りなどを感じるようなことがございましたら、皮革用の無色のクリームをごく少量布に取り、良く馴染ませてから製品に円を描くように塗布して下さい。
その後、柔らかい布で乾拭きを行ってください。
- 推奨ケア用品
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コロニル 1909シュプリームクリームデラックス (無色の靴用保革クリームでも代用可能です)
馬毛ブラシ、山羊毛ブラシ
- ご注意点
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水濡れについて
革は多量の水分を嫌います。多量の水分はカビの原因となり、放っておくとカビが革繊維の内側に根を張り、完全に取り除くことが難しくなります。もし濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で拭き取り、陰干しをしてください。(※ドライヤーや日光に当てるなどの急速乾燥は、革の風合いを損ねる原因となりますので、くれぐれも行わないようお願い致します。
汗について
汗に含まれる塩と酸は革の風合いを著しく損ねる原因となるほか、水分により表面に「ブク」と呼ばれる水膨れを作る可能性があります。ブクは修復することが出来ませんので、長時間ズボンのポケットに入れてのご使用はなるべくお避けください。ご使用中、多量の汗の染み込みを感じられましたら、きつく絞った布で水拭きし、その後柔らかい布で乾拭きしてください。乾拭きを終えてもカサつきや曇りをお感じになられましたら、製品が完全に乾いた後でクリームを全体に薄く塗布し、柔らかい布やレザーグローブ等でお磨きください。
移染について
製造工程で染色が施されているため、衣類と強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。 また汗や雨などによって製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。白色などお色味の薄いお召し物には十分ご注意ください。また、長時間紫外線に当てますと退色・変色の原因となりますので、十分にご注意ください。
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