国産コードバン

日本 レーデルオガワ

WILDSWANSで使用している国産コードバン革は、染色を生業とするレーデルオガワが染色・再加脂を行ったコードバン革です。レーデルオガワのコードバンは、伝統的なアニリン染め(水染め)による染色方法と、張り感のある自然の風合いを残したマットな仕上げが特徴で、時間と共に奥行きを感じさせる透明感のある光沢を魅せるのが大きな特徴です。

コードバン革は農耕馬等の臀部にある「シェル層」と呼ばれる超高密度繊維の部分をタンニンで鞣し、天然油脂と染色を加え、ゆっくりと時間をかけて仕上げた革です。製作過程はまず鞣した後、革の表面と裏面の中間にある「シェル層」が露出するまで両面を削り取ります。更にスエードのように立ち上がった繊維を人の手や機械を使い、圧力をかけ均一に寝かしつけることで、まるで表革のような表情に仕上げていきます。

非常に手間のかかる作業ではありますが、およそ牛革の3倍と言われる繊維密度は製品の堅牢さを担保します。また表革のようなスムースな表情を持ちながらも、ギン面が剥げるといった現象とも無縁です。このような機能面に合わせ、独特の感触と深みを感じさせる光沢がコードバン特有の魅力となっています。

【ケア方法】
●お使い初めはマットな風合いですが、基本的にはクリームを塗って頂く必要はございません。使い込むにつれて透明感のある光沢が現れてきます。革が乾燥してきた場合や早い段階での光沢をお望みでしたら、米粒1粒~2粒程度の量のクリームを布に取り、一度布に馴染ませてから全体に伸ばし、柔らかい布で優しくこまめに乾拭きをしていただくことで光沢が上がりやすくなります。(※コードバン革の表面は一般的な牛革と比べて傷つきやすいので、乾拭きする際は小傷を避ける為にも柔らかい布でお願い致します。)

【推奨ケア用品】
●ウォーリー クリームエッセンシャル
●コロニル 1909シュプリームクリームデラックス、または プレミアムディアマント 無色
●モウブレイ アニリンカーフクリーム等(無色の靴用保革クリーム、他社のコードバン革用クリームでも代用可能です。)

【ご注意点】
●水濡れについて
コードバン革は皮革類の中でも特に、水分湿気を苦手とします。濡れてしまった場合は、すぐに拭き取ってから陰干しを行って下さい。また水濡れの結果、レザー表面に「ブク」と呼ばれる水ぶくれのような膨らみが生じた場合、仕上げ時に寝かしつけた繊維が起毛している可能性が高いです。完全に乾かした後、少量のクリームを塗布し、上から圧力をかけて乾拭きをすると繊維が再度寝ますので、症状は緩和します。(※但し圧力をかけて乾拭きした部分は、周辺よりも光沢が上がってしまう可能性、また、完全に除去することが難しい場合もございますので十分ご注意下さい。)

●汗について
汗に含まれる成分によって革の色落ちや変色はもちろん、革そのものを急速に傷めます。ズボンのポケットに入れてご使用になる場合は十分にご注意下さい。

●傷について
コードバン革は一般的なスムースレザーと比較して表面が柔らかい為、傷が入りやすいレザーです。鞄の中に入れて持ち運ぶ際などはお気を付け下さい。但し傷に見える症状も繊維が起毛しているだけの場合もあります。水濡れ時と同様、少量のクリームを塗布した上で圧力をかけて乾拭きをしますと、繊維が寝て症状が緩和する可能性もございます。(※但し圧力をかけて乾拭きした部分は、周辺よりも光沢が上がってしまう可能性がございますので十分ご注意下さい。)

●移染につきまして
アニリン染めによる自然の風合いを残した仕上げのコードバン革は、革繊維と色素との結着が弱い為色抜けや色移りがしやすいレザーですので、衣類との強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。汗や雨などによって衣類や製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。淡い色や白色等、お色味の薄いお召し物には十分にご注意下さい。 また、退色しやすいことも特徴ですので、長時間紫外線に当てますと退色・変色の原因となりますので、十分にご注意下さい。


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