ミネルバ

イタリア バダラッシー・カルロ社 Badalassi Carlo Srl

※Grigio,Tobacco,Cognac等

バダラッシー・カルロ社はイタリア古来の伝統的な革鞣し技法であるバケッタ製法を研究していた先代が、その製法を現代に蘇らせたことで有名なタンナーです。そのルーツは中世まで遡り、一部では8世紀頃から始まったとも言われています。

効率優先のため、現在の多くの革は合成油・魚油を使い、機械化の導入をたどる一方ですが、バダラッシー社の場合、時代に逆行するかのように伝統的な革作りを貫いています。化学薬品ではなく、植物性タンニンを用い時間をかけて鞣された革に、家畜牛のすね骨や無蹄足を煮沸して採取した純度の高い所謂「牛脚油」で時間をかけながらゆっくりと加脂しています。浸透しにくいオイルですのでとても時間と手間がかかる作業ですが、その代わりにオイルが抜けにくく、使い込んだ時の色艶の上がり方が大変綺麗で、美しくエイジングされるのが特徴です。

ミネルバという革は、初めはマットな風合いなので光沢はそれ程ありませんが、使う程にどんどん艶が上がっていき、色が深まっていきますので変化の仕方がとても劇的です。また、お使い始めのハリのある質感が使い込むほどにしっとりと柔らかく変化していくのも大きな魅力ですので、革の経年変化(エイジング)がお好みの方にはおすすめの皮革です。

【ケア方法】
●初めからオイル分を多く含んでおりますので、基本的にクリームを塗って頂く必要はございません。普段のお手入れは乾いた柔らかい布で乾拭きのみを行ってください。汚れにつきましても、水に浸した後きつく絞った布で汚れを拭き取る「水拭き」を行い、柔らかい布で乾拭きをすれば十分です。また
稀なケースではありますが、もし革が乾燥してきましたら無色のクリームをごく少量布に取り、良く馴染ませ製品に円を描くように動かし塗布して下さい。その後、柔らかい布で乾拭きを行ってください。(※多量の油分はオイル染みやコシの抜け等、革の風合いを損ねる原因となりますので、過度な塗布は十分ご注意下さい。)

【推奨ケア用品】
●コロニル 1909シュプリームクリームデラックス、または プレミアムディアマント 無色(無色の靴用保革クリームでも代用可能です)
●コロニル ウォーターストップ(被膜の張らない防水スプレーであれば代用可能です。)
●馬毛ブラシ、山羊毛ブラシ

【ご注意点】
●水濡れについて
ミネルバは比較的水に強いレザーではありますが、やはり多量の水分を嫌います。多量の水分はカビの原因となり、放っておくとカビが革繊維の内側に根を張り、完全に取り除くことが難しくなります。 もし多量の水分に濡れてしまった場合は、すぐに乾いた布で拭き取り、陰干しをして下さい。(※ドライヤーや日光に当てるなどの急速乾燥は、革の風合いを損ねる原因となりますので、くれぐれも行わないようお願い致します。)また、シボ(皺)の内側に入り込んでしまった汚れは、水気をよく飛ばした後、ブラッシングにより掻き出して下さい。

●汗について
汗に含まれるアンモニアは艶を消し、革の風合いを損ねる可能性がございます。ご使用中、多量の汗の染み込みを感じられましたら、きつく絞った布で水拭きし、その後柔らかい布で力を入れずに乾拭きを行って下さい。乾拭きを終えてもカサつきや曇りを感じましたら、製品が完全に乾いた後でクリームを全体に薄く塗布し、ブラッシングの後に柔らかい布やレザーグローブ等で力を入れずに乾拭きを行って下さい。

●鞄のご使用に当たって
鞄の場合は、始めにブラッシング等で表面の汚れを取り除き、防水スプレーを定期的にかけて頂くと水気や汚れ付着の防止になりますので、より良い状態で長くお使い頂く事が出来ます。防水スプレーを使用される際は使用方法をご確認頂き、噴霧がムラにならないよう十分ご注意下さい。

●移染について
ミネルバボックス及びミネルバリスシオは染料にて染色を施したレザーのため、衣類と強い摩擦が生じますと色移りの可能性がございます。また汗や雨などによって製品が湿っている状態ですと、比較的弱い摩擦でも色移りいたします。白色などお色味の薄いお召し物には十分ご注意下さい。


instagram